エンジンメーカーから出荷された後も、発電機セットには設置場所、屋根、燃料の供給、吸い込む空気、そして騒音を外に出さない手段が必要です。AXONはディーゼル・ガス発電機セットの周囲にそのエンクロージャーを製作し、発電機セットが一つのパッケージとして機能するためのシステムを統合します。
AXONは発電機セットのメーカーではありません。エンジンとオルタネーターは、プロジェクトの一部として独立系サプライヤーから選定するか、お客様からご支給いただき、コンテナ化のために当社へお送りいただきます。
専用設計の鋼製か、ISOコンテナの改造か
当社のコンテナの多くは専用設計です。構造用鋼製フレーム、鋼板の外装、そして油・冷却水・燃料の漏れをエンクロージャー内に封じ込める防液堤付きの床で構成されます。寸法は発電機セットとその保守に必要なスペースに合わせて決めるものであり、その逆ではありません。
標準的な箱としての扱いやすさを求めるプロジェクトでは、ISO海上コンテナをベースにエンクロージャーを製作することもできます。コーナーキャスティング、標準的な吊り上げ方法、そしてどの港湾や運送業者にもなじみのあるサイズという利点がある一方、内部レイアウトの自由度は低くなります。
騒音は数値で設計します
「サイレント」や「低騒音」といった表示だけでは、ほとんど何もわかりません。当社は、指定された距離での騒音レベル(dB(A))を目標に設計します。現地の許可や近隣の方が測定するのは、その値だからです。そのうえで、エンクロージャーの内張り、消音処理を施した給排気口、排気サイレンサーを組み合わせて選定し、目標値を達成します。
目標値は早い段階で確認してください。規制値が1 m、7 m、敷地境界のいずれで定められるかによって、エンクロージャーは大きく異なります。
パッケージに含まれるもの
コンテナが単なる箱であることはまれです。プロジェクトに応じて、パッケージには次のものを含めることができます:
- ラジエーターと換気設備、給気・排風サイレンサー
- 排気配管とサイレンサー、排出ガス規制で必要な場合はSCR
- ベースタンクまたは燃料小出槽、燃料移送、燃料ポリッシング
- 補機MCC盤、遮断器盤、照明・コンセント回路
- 防火設備、点検用プラットフォーム、階段
すべてを一社で供給することで、空気の流路、排気ルート、燃料の接続、ケーブルの引込口をまとめて設計・製作でき、工場試験で確認するインターフェースも一式にまとまります。
AXONが供給する機器
- ディーゼル・ガス発電機セット用のコンテナと防音エンクロージャー
- 専用設計の鋼製エンクロージャー、または改造したISOコンテナ
- お客様支給またはAXON選定の発電機セットの組み込み
- 給気・排風サイレンサー、排気システム、SCR
- ベースタンク、燃料小出槽、燃料ポリッシング
- 補機MCC盤と遮断器盤
お問い合わせの際にお送りいただきたい情報
- 発電機セットのメーカーと型式、またはエンジンとオルタネーターのデータ
- 運転区分:スタンバイ、プライム、連続
- 騒音規制値(dB(A))と、その適用距離
- 現地の周囲温度、標高、沿岸部や粉じんの多い場所かどうか
- コンテナ内またはコンテナ下のタンクに求める燃料の連続運転時間
- 現地の排出ガス規制値(ある場合)
- 輸送上の制約:陸上輸送、海上輸送、現地のクレーン能力
よくあるご質問
発電機セットも供給していますか?
当社は発電機セットのメーカーではありません。エンジンとオルタネーターは、供給範囲の一部としてAXONが独立系サプライヤーから選定することも、お客様にご支給いただき、当社でコンテナ化して組み込むことも可能です。
専用設計のエンクロージャーとISOコンテナ、どちらが適していますか?
発電機セットの大きさ、レイアウト、ユニットの輸送方法によります。専用設計のエンクロージャーは発電機セットとその保守スペースに合わせて製作でき、ISOコンテナは標準ユニットとして輸送や取り扱いが容易です。発電機セットと現地の状況を確認したうえで、いずれかをご提案します。
コンテナで特定の騒音規制値を満たせますか?
はい。エンクロージャーは、所定の距離における指定のdB(A)値を基準に設計します。規制値と測定位置をお知らせください。
コンテナ内に燃料を貯蔵できますか?
はい。発電機セット下のベースタンク、またはエンクロージャー内の燃料小出槽を組み込むことができ、プロジェクトで求められる連続運転時間に合わせて容量を決めます。