エンジンを多く売れば、必ず利益が増えるとは限りません。プネーに本社を置くディーゼルエンジンと発電機セットのメーカーKirloskar Oil Enginesは11月4日、7〜9月期の連結売上高が前年同期の1,950.63クローレ・ルピーから17.1%増の2,284.04クローレ・ルピーになったと発表しました。Trade Brainsは、同社の四半期連結売上高として過去最高だとしています。一方、純利益は逆の動きとなり、159.19クローレ・ルピーから18.1%減の130.31クローレ・ルピーでした。
利益率はどこへ消えたか
Autocar Professionalによると、総費用は売上を上回るペースで21.3%増え2,119.30クローレ・ルピーとなり、原材料・部品だけで1,069.67クローレ・ルピーに達しました。Trade BrainsはEBITDAを前年同期の381.8クローレ・ルピーに対し337.5クローレ・ルピーとしており、利益率は19.6%から14.8%に低下しました。経営陣は主因として世界的な商品価格の上昇を挙げています。前四半期との比較では状況は良く、利益は4〜6月期の111.06クローレ・ルピーから17.3%増えました。
産業・法人顧客向けのエンジンと発電機セットを扱うB2B部門が、全体のうち1,745.28クローレ・ルピーを占めました。B2C事業は330.18クローレ・ルピー、金融サービスは208.58クローレ・ルピーです。単体ベースでは売上高1,738.95クローレ・ルピー、利益は前年同期の133.50クローレ・ルピーに対し115.17クローレ・ルピーでした。
成長を支えるのは発電事業
Trade Brainsによると、国内の発電需要は堅調で、同社は中馬力・高馬力の発電機セットの両方でシェアを伸ばしました。アフターマーケットの売上も伸び、海外事業、特にアフリカが好調で、この四半期にはKASPLから初の商業請求がありました。Kirloskarはまた、9月に締結したDEUTZとのグローバル契約にも言及しています。Kirloskarが製造する出力18〜41.2 kWの3気筒1.6リッターエンジンを、DEUTZの欧州・北米の販売・サービス網を通じて販売するもので、EU Stage Vと米国EPAおよびCARBのTier 4の規制値に適合します。
同社が成長を目指すのは高馬力の分野です。Jefferiesは7月、インドの同市場における同社のシェアがFY26の約4%からFY30までに6〜7%へ上がると予想しており、その時点でKirloskarはデータセンター開発会社HyperNextから大容量発電機セットを受注していました。ただし、市場はこの四半期を評価しませんでした。Trade Brainsによると、決算発表後に株価は7.68%下落し1,663.40ルピーとなりました。
購入側が読み取れること
業界全体で受注残は積み上がっており、先週のGeneracのデータセンター向け受注残もそれを示しました。エンジンメーカーの材料費が売上より速く増えると、納期の長い発電機の見積もりで最初に動くのは価格です。2会計年度にまたがるデータセンターや電力会社向けのパッケージでは、エンジンだけでなく周囲のエンクロージャーや補機についても、何が固定で何が指数連動なのかを、受注の後半分の出荷指示が出る前に早めに取り決めておく価値があります。
出典: Autocar Professional、Trade Brains、Trade Brains (7月)、The Machine Maker