Kohler Energy、KDシリーズのエンジンを改良:軽量化とNOx低減

Kohler EnergyのPower Systems事業(現在はRehlkoの名称で事業を行う発電機メーカー)は、大型のKDシリーズ発電機に搭載する2機種のエンジンを再設計しました。データセンターなどのミッションクリティカルな拠点向けのKD2000〜KD3750に使われるKD62V12AとKD83V16Aです。Power Progressが2024年7月に報じたこの発表は、当サイトが通常扱うニュースより古いものですが、対象となる装置はまさに今日データセンターのバックアップ用に仕様決定されているものであり、目を通す価値があります。

同社は3つの成果を挙げています。過渡応答の改善、NOxの低減、そして約2,000ポンド(およそ900 kg)の軽量化です。前の2つについて数値は示されていません。エンジン制御ユニットはアクセス性のためエンジン前面から側面へ移され、冗長スターターの構成も見直されました。いずれの変更も整備を容易にし、ライフサイクルコストを下げるものとされています。

どの発電機にどのエンジンか

KD62V12AはKD2000〜KD2800発電機を駆動し、再設計エンジンの生産は発表時点で欧州・中東・アフリカおよび米国で始まっていました。KD83V16AはKD3000〜KD3750を担当します。Kohlerはまた、V20派生機を2026年の投入に向けて開発中だと述べました。Power Systemsの大型エンジン担当ディレクターNicole Dierksheide氏は、今回の変更が発電機の性能を高め、複雑さを減らし、顧客の低排出運転への移行を後押しすると述べています。

これらのエンジンは将来の代替燃料に備えたものとされ、グリーン水素とアンモニアの2つが挙げられています。その「備え」が具体的に何を指すかは説明されていません。買い手は確認すべき点です。今購入した装置を後に改造できるのか、交換するしかないのかが、その答えで決まるからです。

重量とNOxの行をどう読むか

3項目のうち2つはパッケージに直接影響します。エンジン質量が1トン減れば、エンクロージャーやコンテナのベースフレーム、吊り上げ計画、床荷重が変わります。屋上や中二階なら朗報ですが、地上のスラブ上では関係ありません。エンジン出口のNOxが下がれば、地域の規制値に達するために排ガス後処理が担う分は減りますが、許認可が数値を定めている場所では後処理が不要になるわけではありません。エンジンの認証と設置サイトの許認可は別の書類です。

過渡応答の主張は、読むのではなく試験すべき項目です。実際に納入される発電機本体とガバナーを組み合わせた実機について、御社のUPSやチラーが与える負荷ステップに対する負荷受け入れ記録を求めてください。試運転担当のエンジニアが署名するのは、エンジンのカタログではなく、その数値です。

出典:Power Progress

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